旬を楽しむ　～ミョウガ～

　ミョウガを英語で書くと「Japanese ginger」。名前のとおり生姜に似た香味野菜の一つです。地下茎から出るつぼみの部分を食べます。あまり知られていませんが、ミョウガの旬は6月～10月と長めです。少し小ぶりの「夏ミョウガ」と、大きく色も鮮やかな「秋ミョウガ」に分かれます。

ミョウガの栄養価

　ミョウガの独特な爽やかな香りは「アルファピネン」という香り成分によるものです。眠気を覚まし胃腸を活発にするほか、血行を良くしホルモンバランスを整える作用があります。また香りを嗅ぐだけでも、脳の働きが活発になるといわれています。

選び方と保存方法について

　ふっくらとして丸みと艶があるものを選びましょう。先が開きすぎていないもの、身がしまっているものが新鮮です。保存容器にミョウガを入れ、かぶるくらいの水を注いで蓋をします。冷蔵庫の野菜室で約２週間保存でき、3日に１度のペースで水を取り替えます。みじん切りや薄切りなどにして冷凍保存しておくとすぐに使えて便利です。

かんたんレシピ

○ミョウガの味噌汁○

＜材料＞
ミョウガ15g　なめこ60g　豆腐100g　
わかめ（乾燥)１g 　だし汁300ml　米味噌25g　

＜作り方＞
(1)なめこはサッと水洗いし、ザルにあげておく。
　豆腐はさいの目に切り、わかめは水で戻しておく。
(2)鍋にだし汁を入れ、沸騰したらなめこと豆腐を入れる。
(3)ひと煮立ちしたら、火を止めて味噌を溶かし入れる。
(4)再び火にかけ沸騰直前にわかめ、最後にミョウガを刻み入れる。

☆ミョウガアジール☆
ミョウガに含まれる辛味成分で、食物が腐るのを遅らせる働きがあります。
これから食中毒が気になる時期にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。