旬を楽しむ　～白菜～

　鍋物の代表的な野菜といえば白菜ですが、鍋物以外にも食材として様々な料理に活用されています。日本では明治以降広まって、食卓にのぼる機会が増えた食材のひとつです。

白菜の栄養価

　水分が多く、栄養価が低いと思われがちですが、カリウムが豊富に含まれています。体内の余分なナトリウム（塩分）を体外に排出する働きがありますが、水に溶けだしやすいため、調理の際に茹でる時間が長くならないようにし、できるだけ汁ごと摂取できる料理を取り入れるようにしましょう。

選び方と保存方法について

　巻きがしっかりしていて、ずっしり重みのあるもの、外葉が緑色で根の切り口がみずみずしいものを選びましょう。カットして売られている場合は、断面が盛り上がっているのは切ってから時間が経っている可能性が高いのでよく確認して購入しましょう。

おすすめレシピ

　使用する食材も少なく、忙しい時に簡単に作れて栄養バランスのよい１品です。ぜひ、朝食に取り入れてみましょう。

○白菜とツナのミルクスープ○

＜材料（2人分）＞
白菜100g　ツナ缶1缶　牛乳400ml　
コンソメ0.5個　こしょう少々
＜作り方＞
(1)白菜は食べやすい大きさに切り、鍋で茹でる。
(2)ツナ缶・牛乳・コンソメを加え沸騰しない程度の　
火加減で柔らかくなるまで煮る。
(3)器に盛り付け、こしょうをふる。