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管理栄養士の食育LIFE通信

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住民健康課 : 2022/09/01

旬を楽しむ ~ごぼう~

 ごぼうのふるさとはユーラシア大陸北部といわれています。日本へは10世紀より前に薬草として伝わりました。以前はごぼうの根を栽培して食べるのは日本だけでした。しかし近年では、ごぼうの香りや食感だけでなく健康面で優れた食材として、海外でも使用されるようになりました。日本独自の味、食文化をこれからも大切にしたいものです。

ごぼうの栄養価

 ごぼうに多く含まれているのは、水に溶けない不溶性食物繊維です。腸のゴミをタワシのようにかき出してくれます。腸にゴミがたまると発酵して毒素ができてしまい、肌荒れや病気の原因にもなります。また善玉菌のエサとなって、腸内環境をよくしてくれる働きもあります。皮の部分には空気に触れると黒くなる「クロロゲン酸」が含まれています。このクロロゲン酸はポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。シミやシワ予防、さらにはアンチエイジングといった女性に嬉しい効果があると言われています。

選び方と保存方法について

 香りやうまみは皮の部分に多いです。白くてきれいに加工したごぼうも売っていますが、美味しく食べるには土付きごぼうをおすすめします。土付きごぼうは洗わずに、新聞紙にくるんでそのまま冷暗所で1か月は保存可能です。その際には、根(細い方)を下にして立てかけて保存すると鮮度が落ちにくいです。洗ってあるものは日持ちしないので、なるべく早く使い切りましょう。

かんたんレシピ

ごぼうと鯖の黒酢煮

〇ごぼうと鯖の黒酢煮〇
<材料>(2人分)
ごぼう大1/2本、鯖半身2切れ、
みりん-大さじ2、醬油-大さじ1、白胡麻―適量
A(水・酒―各1/3カップ、黒酢大さじ1、生姜薄切り5枚)
<作り方>
(1) 鯖の皮目に切り込みをいれる。半身を二つに切り分け、
よく洗って水気を拭く。ごぼうはピーラーで薄く削る。
(2) 鍋にAを入れて中火で煮立て、鯖の皮目を上にして並べる。
その上にごぼうをのせる。落し蓋をして弱めの中火で約20分煮る。
(3) みりん、醬油を加えて汁気が少なくなるまで煮る。
器に盛り、白胡麻をお好みでふる。


住民健康課 健康係
〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310番地
Tel:087-891-3303

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