「希少糖の里 みき」 ~地域のなかで生きる希少糖~
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希少糖を活用した地域活性化
希少糖の木「ズイナ」
自然界に存在する希少糖は「ズイナ」という植物に含まれていますが、なぜズイナに希少糖が含まれているのかは未だ解明できていません。
そこで、町内の高齢化・過疎化が進んでいる小蓑地区にある山南営農組合(通称「小蓑ズイナーズ」)と香川大学発のベンチャー企業である株式会社希少糖生産技術研究所が連携してズイナの研究を行っています。
60~80代のお年寄りたちで構成される小蓑ズイナーズによってズイナの培養は担われており、みんなで1つの目標に向かって毎日楽しく活動しています。
また、培養されたズイナの苗は、香川大学農学部で開発された技術を用いて、研究材料としてだけでなく、希少糖の普及啓発のため、教材用キットとしても活用されています。

また、ズイナプロジェクトの一環として、三木さぬきライオンズクラブ結成25周年記念事業の支援を受け、
小蓑ズイナーズから町内の小中学校の児童生徒に観賞用ズイナの育成キットが贈られています。
学校給食のメニューに希少糖
三木町内の小・中学校では、希少糖含有シロップを給食のメニューに定期的に取り入れています。
とりわけ、平井小学校では、地元の特産品への理解を深めてもらおうと、平成25年12月から給食で希少糖含有シロップを使用しています。
平成25年12月2日(月)、初めて給食で希少糖含有シロップを使用したメニュー「さつまいものあめ煮」が出されました。
砂糖と同量のシロップを使い、砂糖を使ったときよりも、さっぱりとした味わいになったと先生はいいます。

同日、各教室で希少糖を知ってもらうための資料を子どもたちに配布しました。
このときは、希少糖含有シロップを料理に入れて出したことで、見た目には分からないものとなったため、子どもたちの反応は少し薄かったようです。
その後、さらに子どもたちに希少糖を身近に感じてもらおうと、
平成26年1月28日(火)、デザートとして出されたメニューが「きな粉団子の夢砂糖かけ」です。
今回のメニューは、平井小学校だけでなく、町内の小・中学校の給食でも出されました。
こちらは自分で実際にシロップをかけるので、子どもたちもとても喜んで、希少糖含有シロップをデザートに付けて味わい、ご当地発の“夢の糖”に関心を深めていました。
平井小学校では、こうした給食での使用のほかにも、校内に希少糖の開発経緯や効能などを紹介する展示スペースの設置や地域の特産物について調べて発表する機会、希少糖研究研修センターへの訪問など様々な取り組みを行っています。
〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310番地
Tel:087-891-3302