相談者に寄り添い、不安や悩み解消のお手伝い~無料がん相談~
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今や2人に1人が生涯で何らかのがんにかかると言われています。
近年は医療技術の進歩や研究などにより「予防できる」「早期発見し、治療する時代」と言われ、全国のがん診療連携拠点病院などではさまざまな取り組みが行われています。
今回紹介するがん相談支援センターは、2022年1月に全国453以上のがん診療連携拠点病院などの中から、国立がん研究センターの厳しい認定要件を満たし、且つ提供するサービスの質の向上のため体制整備に努めているなどの基準を満たした施設だけが認められる「認定がん相談支援センター」に認定されました。これは、相談者の安心・安全と医療の質の向上といった「質の担保」に取り組む心強い専門施設だということの証明です。
不安なときは
もしも、ある日いきなりがんと診断されたり、「ひょっとしてがんかも・・・」と思ったりした時、私たちはどこに相談したらいいのか、またこれからの生活がどうなるのか計り知れないほどの大きな不安な気持ちになります。そんな時いつでも誰でも、治療に関することや主治医とのやりとりに関すること、また医療費や治療中の仕事のことなどどんなことでも相談できるのがこの相談窓口です。
専門のサポートを
こちらは、看護師3名、ソーシャルワーカー1名、事務職員1名が電話による相談と直接来院した相談者の対応に当たっています。相談は無料で予約や紹介状なしでできます。
相談専用ダイヤルに電話をすると「はい、ご相談ですか。」と落ち着いたあたたかい声が聞こえてきました。匿名での相談にも対応していて、附属病院の入院・外来に限らず本人をはじめ家族、友人・知人などの相談に応じています。相談した内容は、相談者の了解なしに主治医をはじめ外に伝わることはなく、秘密厳守で相談者に寄り添ったとても細やかな配慮があるので安心して相談できます。
これまでの相談は、月に50件前後、年間では500件前後あり、内容は治療のこと、不安や精神的な苦痛について、症状やくすりの副作用について、医療費や生活費のことなど実生活面や精神面でのことなど相談者によってさまざまです。
私たちは、スマートフォンやパソコン、タブレットなどを使っていつでも簡単に検索できますが、そのあふれる情報の中から質の高い信頼できるものを選び取り、上手にがんと付き合って行くことが重要です。
相談窓口の他には、香川県内のがん患者会・家族会の活動やサロンなどの支援活動がありますが、ここ数年の新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、対面での開催は取り止めていてYouTubeでの動画配信が行われていますので、ご覧ください。
Information
香川大学医学部附属病院がん相談支援センター
電話(相談専門ダイヤル):891-2473
URL: http://www.med.kagawa-u.ac.jp/~ccc/contents/cancer-consultation.php
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCtdoZ-wYQFrB8R1zcxE85aQ
三木町町民Reporter 朝國 まゆみ(あさくに まゆみ)
結婚を機に三木町民となり、子どもも、三木町の豊かな自然と人々の中で伸び伸びと学び、成長しました。
留学生が多く、国際交流が盛んなこの町で日本語ボランティアとして、活躍していました。