初めまして！わたしたちはマレーシア出身で、香川県に来て２年、三木町に住んでまだ１年未満です。日本へは旅行を除いて、夏にしか来たことがありませんでした。そのため、秋をとても楽しみにしていました。秋には樹木の葉が美しく紅葉する過程が楽しめるだけでなく、三木町で開催される「『獅子たちの里　三木まんで願。』秋大祭」や香川大学農学部の「収穫祭」があるからです。

　昨年、わたしたちは「三木まんで願。」祭りに参加し、その雰囲気とパフォーマンスに感動し、強く印象づけられました。これからも毎年お祭りに参加する予定です。今年は友人たちと一緒に行き、最後の花火まで楽しみたいと思っていました。

　ことでんで学園通り駅に到着すると、通常よりも２、３倍ほど混雑しており、にぎやかな雰囲気でした。屋台に向かう途中で、食べ物の匂いが漂い、さらに人が混雑していました。その日はかなり涼しかったので、温かいたこ焼きと焼きそばを購入しました。それらを友人たちと食べていると、隣にいた老夫婦から唐揚げをもらい、驚きました。

食べ物屋台の様子。たくさんの人でにぎわい、香ばしい匂いが漂っていました。

　その後、ショッピングセンターの前の階段で祭りのパフォーマンスを観覧しました。人が非常に多かったため、パフォーマンスは完全には見えませんでしたが、一生懸命に写真や動画を撮影しました。そして、最も楽しみにしていた最後の花火の打ち上げを見ました。打ち上げられた花火の中にはかなり大きなものもあり、非常に美しい光景でした。

祭り最後の獅子パフォーマンス

クライマックスの打ち上げ花火

　もう一つ楽しみにしていた秋のイベントは、香川大学農学部が開催する収穫祭です。特に期待していたのは、去年はコロナのため中止された留学生カフェでした。留学生カフェのために、事前に留学生たちとミーティングを行い、それぞれの担当者の割り振りや飲み物の作り方を確認するなど、さまざまな準備をしました。

　収穫祭当日には、午前９時半ごろに学校に到着し、各所で野菜や果物の販売の準備が進んでいるのを見ました。わたしたちのカフェは池戸会館の２階にあり、装飾や飲み物など最後の準備をしていました。メニューはタピオカミルクティーとラッシーの２種類で、わたしたちの一人は主に前半は接客、後半はタピオカミルクティー作りを担当しました。１０時に始まると、お客さんが次々に訪れ、にぎやかな雰囲気の中で留学生カフェをオープンしました。

当日朝、校舎の中庭にてスタッフが準備をしている様子

留学生カフェ周辺の様子。階段にはカフェの旗や広告を貼って宣伝しました。

　営業している最中に、材料の不足やタピオカを煮るのに時間がかかったため、お客さんを待たせてしまうトラブルがありましたが、みんなで助け合いながら最後まで必死に営業しました。留学生たちの中には日本語ができない人もいましたが、英語や簡単な日本語でお客さんに対応し、素晴らしいと思いました。また、途中で3回のクイズコンテストもあり、ＭＣを務める留学生たちも一生懸命に雰囲気を盛り上げながらクイズを進行しました。

　準備したドリンクすべてを販売し、カフェは予想よりも早く終了しましたが、みんなが最後まで片付けや会場の復旧に協力しました。この留学生カフェは、さまざまな日本人と留学生が交流できる素晴らしい機会で、とても楽しかった思い出です。

農学部付属農場の生産販売会場の準備風景

野菜研究室の学生が育てた野菜苗の販売（ちなみに写真は葉ボタンの苗です）

執筆者　三木町町民レポーター

• ＣＨＯＮＧ　ＭＥＩ　ＬＥ（チョン　メイ　ラ）

　マレーシア出身のチョン メイ ラです。友達から「楽美」（らくみ）と呼ばれることが多いです。「楽美」というニックネームはわたしの中国語の名前の漢字と意味も似ています。小さい頃から日本に留学するという目標を抱いていましたが、今、香川大学農学部に留学できて本当に嬉しいです。
　これからも三木町のさまざまな魅力的な場所を訪れていく予定です！

• ＮＹＯ　ＨＡＯ　ＸＩＮ（ニョ　ハオ　シン）

　マレーシア出身のニョ ハオ シンです。友達にはサラと呼ばれています。アニメが好きで、昔から日本の生活に興味を持っています。香川大学の２年生で、三木町のカフェなどを訪れながら、このエリアの魅力を広く知らせたいと考えています。