魅力満点!小蓑に来てみん?
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小蓑って?
三木町の南端、山間部にある地区を小蓑地区といいます。東は神山地区、南は徳島県、西は塩江町に接しています。
現在は約160人が暮らしており、小蓑地区を盛り上げるためにレストランの運営や農作物の栽培、夏祭りなどを行っています。
小蓑地区は三木町の中でも自然が豊かな場所の1つです。讃岐百景の1つにも数えられている「虹(こう)の滝」をはじめ、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選ばれた棚田や、季節によってさまざまな顔をみせる風景など、いつ来ても飽きず、どこか懐かしさを感じさせる魅力があります。

小蓑の棚田

虹(こう)の滝

ヤギも飼っています♪
小蓑地区で作られている農作物「小蓑米」
小蓑地区の平均気温は約13度。三木町の平地よりも2度ほど低く、マイナス9度を記録することもあります。寒暖差が大きいので、おいしいお米を作ることができます。
小蓑地区で育てられているのは古代米の一種である緑米(みどりまい)。普通のもち米より粘りが強く、甘みがあるお米で、玄米のまま白米に混ぜて食べると、ごはんをよりおいしく食べることができます。
2022年6月にスタートした「こみの古代米プロジェクト」では、田んぼを活用して成長過程の発信、商品企画会議や収穫祭などのイベント開催、カフェやマルシェなどでの販売を行っています。現在では地域内外をつなぐ重要なプロジェクトに成長中!
ちなみに、田植えや稲刈りは誰でも参加可能です。
商品開発・販売
流通系列の授業の一環として、小蓑地区で生産されている小蓑米を使った米粉マフィンを、小蓑の宣伝も兼ねて開発しました。
弾力のある食感が魅力で、グルテンフリーの商品ということもあり、さまざまな商業施設やイベント等で販売し、ご好評をいただきました。

丸亀町グリーンでの商品販売
夏祭り
毎年8月ごろに開催されている一大イベントで、今年で22回目になります。焼きそばやたこ焼きを始めとした屋台の出店や、地域の獅子連による演舞、わたしたち三木高校が企画したイベントを行っており、多くの人が訪れます。
今年はダルマ落とし・味覚選手権・早食い競争・ビンゴゲームを催しました。屋台ではお酒も販売されており、大人から子どもまで盛り上がれるイベントがたくさんありますので、とてもおススメの祭りです。

迫力満点!獅子舞演舞
田植え
小蓑地区の人たちと協力して地域固有の古代米の田植えを行いました。
苗を均一に植えていく洗練された動作は職人技!植える苗は、もち米より粘りが強いスーパーフード「緑米」という、生産量の少ない希少な品種です。
稲刈り
古代米の回収では、稲を刈り、結び、干す活動を行います。
これを繰り返し、普通のお米と違い稲の穂が黒色である古代米を収穫します。
竹竿に縛った稲を掛ける稲架掛(はさか)けによって、よりおいしくなるそうです。

皆で協力して稲を刈りました!
山南営農組合の思い
山南営農組合は、三木町の農業を支える重要な組織であり、地域ブランド米の生産・販売など、地域農業を発展させるための活動を行っています。
代表者の阿部さんは、地域農業の未来を見据えた取り組みへの思いを、次のように語ってくれました。
「わたしたちの取り組みは、単なる農業の生産性向上だけをめざしているわけではありません。わたしたちがめざしているのは、小蓑地区がこれからも発展し続けることです。そのためには、若い人たちの力や存在が必要です。」
この言葉は、地域の未来を担うために必要なもの、そして、そのためにこれからの世代が果たすべき役割についての強い思いが込められています。
わたしたちの「これから」
わたしたち三木高校の生徒も小蓑地区と長年関わりを持ち、地域の行事や農業体験を通じて多くの学びを得ました。
阿部さんが語ったように、若い世代の力が地域の成長には欠かせません。地域の魅力を広めるため、わたしたちも次の世代に引き継ぎながら、これからも地域の活性化に貢献し続けるような取り組みを進めていきたいです。

執筆者 三木町町民Reporter 三木高校流通系列
わたしたちは簿記や電卓、マーケティング、ビジネス情報などの商業科目を学んでいます。学習の一環として、商品開発やイベント企画、運営、三木町小蓑地区のウェブサイトの作成など、さまざまなことに取り組んでいます。
〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310番地
Tel:087-891-3302