ユニフォームやＴシャツ、キャップ、法被、スポーツ用品、マグカップなど、あらゆる衣料や生地にプリントが可能な熱転写フィルムの製造メーカー。三木町だけではなく中国にも工場があり、デザインから縫製までロット数を問わずトータルで担います。

商品力も抜群で、プリントした際のポリウレタン樹脂製フィルムの厚さはなんと、わずか0.055ミリメートル。生地を手で触っても凹凸を感じない驚きの薄さです。伸縮性や復元機能も高く、堅牢度は専門の検査機関から高評価を獲得。激しいスポーツシーンに対応し、国際サッカーチームのユニフォームや、アメフトの公式ボウルにも採用されるほどです。
　もちろん機能美だけではなく、デザインも高精細な発色で自由度の高い表現を実現。建築物の内装や車のラッピング、各種グッズなど衣料以外でも応用が可能で、今後の展開にも期待が集まります。

　また、メーカーだけではなく、一般ユーザーに対する販売もホームページを通じて幅広く展開。Tシャツなどの衣料から、バッグやタオル、エプロンといったノベルティまで。アイテムを豊富に用意し、オリジナルプリント商品を一つから製作しています。

「想いを形に　形に想いを　ものづくりで心を繋ぐ」

従業員インタビュー

大西　亮さん　製造部　2008年入社

　インクを使ったプリントを中心に製造部をまとめる大西さん。

入社して10年が過ぎ、製造部では古株の大西さん。現在は製造部のリーダとして若手の育成にも力を注ぐ大西さんですが、入社当時はとても苦労したそうです。外国人実習生に交じって技術を磨きながら、納期に追われ、数をこなす。それでいいのか、と葛藤しながらの日々でしたが、社内で「何とかせないかん」という気持ちを持つ人が増え、雰囲気ががらっと変わったそうです。
　社内会議で活発な意見が飛び交い、新しいことにも挑戦しています。プリントだけではなく、服そのものの製造（裁縫）を手掛ける試みを企てたり、イベントに出店したり、三木町と何かできないかと意見を出し合ったり、と。
　大西さんは、
　「ものづくりが好きで入社しましたが、仕事内容や会社の理念が自分に合っていました。自分がつくったものがTVで紹介されたり、お店で販売されているのを見たりしたときにやりがいを感じます。」
と、語ってくれました。
　仕事が嫌だと思うことはなく、休みの日もレザークラフトに没頭しているそうです。住みやすく、ゆったりした、大好きなここ三木町で、ものづくりに対する想いは消えることがありません。

会社概要