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『平井小学校3年生 田植え体験』~食べ物への感謝の気持ち、地域の人への感謝の気持ち~
爽やかな青空。広がるのどかな田園風景。
そしてたくさんの子ども達。
平井小学校3年生、赤組35人、青組35人、白組36人の児童106人です。
今年は、井上明風営農組合、天野神社大獅子保存会、そして保護者の皆さんの協力により、 田植え体験を実施する運びとなりました。
天野神社大獅子保存会会長の白井悟さんは、
「機械ではなく、一つ一つ手で植えることで時間と労動を費やして 思い出を残してほしい。そして楽しんで苦労を知ってほしい。」
と子ども達に想いを伝えていました。
『八十八』と書いて『米』
子ども達の前には綺麗に水張りされた田んぼがありました。
ここまでの状態にするのにも手間がかかったと思います。
田を耕して、水入れし、代掻きする。
『八十八』と書いて『米』という字になります。
お米が出来るまでには88回もの手間がかかるといわれているからです。
「この苗は去年できた籾(もみ)からいいとこだけとってまいて、20日たったものです。」と、
井上明風営農組合理事の髙尾壽一さんから説明がありました。
去年の収穫があるからこそまた今年も作ることが出来る。
米作りには、本当に手間と時間がかかることが分かります。
ついに子ども達が素足で田んぼに
初めて田んぼに入る子達が多く、皆戸惑っていましたが、すごく楽しそうでした。 一列になって、真っ直ぐに張られたロープを目印に苗を植えていきます。
植え始めはみんな手探り状態でしたが、1束2束と植えていくうちに慣れてきて、 徐々にペースが上がっていきました。
広い田んぼ一面苗が植えられた時の達成感は、とても気持ち良かったことでしょう。
「苗がとっても輝いている。これからも苗に微笑みかけて成長を見守ってほしい。」
と白井さん。
子ども達の手で一つ一つ植えられたイネの苗たち。
正直、見た目は機械に比べてガタガタで、揃っていません。
でもどこか温かみがあって、力強さも感じられます。
それは、ひいらぎっこのみんなのようです。
そんなひいらぎっこがこんな素敵な言葉を。
「美味しいお米を一生懸命作っていることが分かった。お米があるのは当たり前だと思わず、残さず食べたい。みんなが大切にしているものをみんなで大切にしていきたい。」
この田植え体験を通して、田植えの大変さを知り、食べ物や地域の人達への感謝の気持ちを持つことができたはずです。
今回植えたのは餅米でした。
今日参加した子どもたちは、苗の観察を行いながら、秋には稲刈りし、冬には餅つきを体験します。今から楽しみです。
執筆者:三木町町民Reporter 谷岡 美雪(たにおか みゆき)
三木生まれ、三木育ち、三木在住の三木大好きな2人の娘をもつママです。
三木町で出会った魅力ある人や、お気に入りの店を紹介していきたいと思っています。
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