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三木町に隠されている夜の風景
三木町に来て、2年間があっという間に過ぎました。
毎日学校へ行って、授業を受けたり、実験をしたりしてきました。毎日、研究室からの日の入りの風景を見て、今日もいい1日だったと思いながら、実験や勉強を続けました。実験するときは、何時に終わるのか日によって変わります。また、授業の課題や勉強も大事なので、遅くまで大学にいます。そうする人が農学部で多く見られると思います。みんな勉強に熱心ですから。
三木町はメキシコと違って、日が沈む時間が早くて、何も見えないくらい暗くなります。自分の国ではサマータイムがあって、街全体が三木町と比べたら電気が多くて明るいです。他の留学生と話したら私と同じようにびっくりしました。「日本なのにくらい」という意見が多かったです。
他の国から見ると日本は夜でも明るいイメージがあると思いますが、どこでも明るいわけではないというのは、当たり前のことです。
夜の風景
三木町は、夜中でもいいことがあります。
私が生まれたところでは電気が多くて、明るいから星が見えません。夜の三木町で、星が見える風景は綺麗です。
一度流れ星も見ました。その時は、いきなり友達から電話がかかってきました。「アントニオ、空みて!」とすぐに言われました。「なんで?なんで?」と聞いたら、「いいから、見て!」と答えました。外に出て空を見たら、流れ星が見えました。
初めて流れ星を見ました。綺麗で、何分間かぼうっとしてしまいました。ケイタイから「アントニオ大丈夫?」と聞こえて、友達が電話で返事を待っていると気づきました。友達と電話しながら流れ星を見ていたから写真が一枚もありませんが、忘れられない風景です。
三木町の夜は思ったより暗いです。しかし、その代わりに夜中の綺麗な風景や流れ星が見られて、三木町で勉強ができて嬉しいです。
残念ながら、私は大学を卒業して、三木町から離れます。それでもこの風景が忘れられません。またいつか戻って、三木町の夜の風景を見たいです。
執筆者:三木町町民Reporter Fermin Jimenez Jose Antonio(フェルミン ヒメネス ホセ アントニオ)
初めまして、香川大学農学研究科の留学生です。メキシコから参りました。日本に初めて来たのは香川県で、二年間ほど三木町に住んでいました。そろそろ三木町から離れますが、三木町での思い出をわすれられません。とても住みやすいところで、また戻りたいです。
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