- ホーム
- (更新)三木町×香川大学西成ゼミ フットパス通信「田中コース」
(更新)三木町×香川大学西成ゼミ フットパス通信「田中コース」
こんにちは!香川大学の西成ゼミ生です。連載を通じて三木町の魅力を皆さんにお伝えできればうれしいです。よろしくお願いします!このコーナーでは、およそ1か月にわたり、私たちが実際にフットパスを行って発見した、おすすめのスポットを順次発信していきます。
第1回 田中コースのご紹介
はじめに
今回は、田中フットパスコースを視察しました。全長約5㎞の道のりは容易だと思っていましたが、想像以上に上り坂が多く、歩きがいのあるコースでした。そんな田中コースで、今回も面白い穴場スポットをたくさん見つけたので紹介します。
天満神社(マップのI地点付近)
道路から少し外れた細い小径に、ひっそりとたたずんでいました。マップ中にも名前が記載されていない神社で、境内の石碑を見て初めてその名前が分かりました。
この神社が建てられたのは推定で明治時代半ばと、長い歴史があります。石碑には“征露記念”と書かれており、ここには日露戦争に勝利したという政治的な事柄も含まれています。歴史のロマンが感じられる神社です。
鳥居をくぐって境内に到着するまでの道が細く、周りに樹木もたくさん生えていたので、何処か神秘的な雰囲気が漂っていました。
“征露記念”と書かれた石碑
ヌマスギとメタセコイア(マップのK~L間 中間地点)
以前、広報みきの町民レポート枠でも紹介されていた、(三木町の植物学者三木茂さんがその植物化石を発見した)メタセコイアが植樹されているスポットを見つけました。ヌマスギとメタセコイアはどちらも落葉針葉樹で高木になりますが、大きな違いはそれぞれの葉っぱの付き方です。ヌマスギは葉っぱが互い違いに付きますが、一方でメタセコイアはそれが対になって付きます。落ちているそれぞれの葉っぱを拾って観察したところ、その付き方の違いがよく分かりました。また、視察に行った際には紅葉しており、赤いクリスマスツリーのようでとても美しかったです。
ヌマスギ(上)とメタセコイア(下) の葉っぱの比較写真
第2回 三ツ子石池伝説
この池にある“三ツ子石”には伝説があります。昔、この地に暮らす三歳の幼子が継母のいじめにあっており、ある日大きな岩を背負ってこの池まで歩くように言われました。しかし幼子はその岩を軽々と持ち上げ、池まで運びきりました。現実ではありえないことを成し遂げた事実に継母は驚き、これは熊野権現のご加護であるといじめを改心し、この岩を信仰し続けました。それ以来、この岩は「三ツ子石」と呼ばれるようになり、後世に伝えられています。
ちなみに、この石の頂上には、石像が置かれており、私たちはそれが熊野権現様をかたどったものではないかと仮説を立てています。池のふちに建てられていた、三ツ子石の伝説について書かれた看板の写真では、木製の社に石像が収まっていましたが、視察の際にはその社が無くなっていました。
香川大学経済学部 西成ゼミ3年生
経済学科グローバル社会経済コース 松岡里奈
出身は香川県高松市です。趣味は食べ歩き。香川県の美味しい食べ物に出会えると嬉しくなります!食欲旺盛になりがちな秋冬こそ、皆さんにぜひフットパスを体験していただきたいです!
経営・イノベーションコース 宮内彩奈
出身は徳島県三好市です。趣味は音楽鑑賞、歌を歌うこと、楽器の演奏です。音楽は一生やめられない趣味です!今年はフットパスの情報発信が主となりますが、フットパスの魅力を発信していけるように頑張ります。よろしくお願いします!
観光・地域振興コース 松本彩
出身は愛媛県松山市です。趣味は特にありませんが、最近毎朝豆乳を飲むことにはまっています。今年は表立った活動はできませんが、フットパスを通じて三木町の魅力を発信していきます。よろしくお願いします。
〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310番地
Tel:087-891-3320