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地域の外国人を支える、身近な存在として ~ことばの壁を越えて、結ばれた信頼関係~

政策課 : 2022/12/20

始まりから18年

 11月に開催1,000回を迎えた「三木町日本語ひろば」を紹介します。
 三木町内および近隣地域に在住している日本語を母語としない外国人を対象に、日本語や日本の文化、習慣などを日本人ボランティアが無償で教えている教室です。
 現在は毎週土曜日の10時から12時まで、主に三木町防災センター2階で開かれていますが、かつては月曜日と土曜日の週2回開催でした。ボランティアのスケジュールや学習者の要望・人数などによって試行錯誤しながら地道に活動を続けてきて、現在に至ります。
 ひとくちに日本語を教えるといっても、学習者によって目的や目標は違っていて、簡単な日常会話ができるようになりたい人、日本で就職するために日常会話を習得したい人、日本語検定合格を目指す人など多様です。

 この日本語能力試験は、言語知識・読解・聴解などレベルごと(N5~N1)に分かれていて、N1・N2合格率は、20%から30%台と非常に難関ですが、日本語ひろばではN1とN2、N3合格という目標を達成した学習者もいます。

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人気の日本文化体験

 これまで、中国、台湾、韓国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、バングラデシュ、ベトナム、ミャンマー、フランス、イギリス、アメリカ、カナダ、ブラジル、ケニア、スーダン、エチオピアなど多くの国から学習者を受け入れてきました。年間行事では、郷土料理の紹介、書道教室やお茶会、ゆかたの着付けなどの開催、県防災センターでの地震体験などを通して、学習者に寄り添った活動を続けてきました。
 1,000回を祝する記念イベントには、中国、フィリピン、マレーシア、バングラデシュ、インドネシアからの学習者とボランティア合わせて35人が参加しました。(※コロナ禍のため、検温・消毒・マスク着用と体調管理には十分配慮しながらの開催)。

 参加者のなかには、来日したばかりの人や数年ぶりに会う人、家族連れの人、遠方から参加した人もいましたが、すぐに会話が始まり、全員が和気あいあいと思い出をふり返りながら懐かしんでいました。この日、初めての学習者同士もいましたが、自己紹介や漢字伝言ゲーム、ビンゴゲームをして楽しく交流しました。閉会時には全員で記念撮影をした後、「紅白まんじゅう」を配って日本のお祝いの文化について紹介しました。

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 現在、コロナ禍で制限されていた海外からの入国が再開され、日本に住む外国人の数は増加していることから、ますます日本語教育の支援が必要とされています。日本語学習者を支える地域の身近な存在として、今後も活動を続けていきたいと思います。

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Information

 「日本語ひろば」に来ていただけるボランティアを募集しています。日本語学習者と日本語で話し、日常日本語を教えます。日本語が話せたら十分ですので、資格・経験は必要ありません。

問い合わせ先 生涯学習課 ☎891-3314

執筆者:三木町町民レポーター 朝國(あさくに) まゆみ

 結婚を機に三木町に暮らし、子どもも、三木町の豊かな自然と人々の中で伸び伸びと学び、成長しました。
 留学生が多く、国際交流が盛んなこの町で日本語ボランティアとして活動しています。


政策課
〒761-0692 香川県木田郡三木町大字氷上310番地
Tel:087-891-3302

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